濡れたテントの乾かし方と干し方|結露や夜露の水滴拭き取りアイテムで撤収を楽にする!
キャンプ場で朝起きたらテントがびしょびしょ!なんて経験をしている方はかなり多いはず。
テントは寝ている間に結露・夜露・朝露・雨によって濡れてしまう事が多く、テントの乾かし方のノウハウや拭き取りアイテムを持っていないと撤収でかなり苦労します。
そこで、この記事ではキャンプ場の現地でも使えるテントの乾かし方や濡れたテントの拭き取りアイテムをまとめました。
特に冬キャンプは結露しやすくテントの内側までびしょびしょになるので、しっかりと乾かし方や拭き取りアイテムを知っておきましょう!
濡れたテントの乾かし方と干し方|結露・雨・夜露
結露や雨で濡れてしまったテントの乾かし方は以下の8つです。
それでは、それぞれの方法についてわかりやすく解説していきます。
濡れたテントをタオルで拭く
結露などで濡れたテントにできる1番確実で効果的なのが水分を拭き取ることです。
天気が良く太陽の日が当たるような場合は、自然乾燥である程度乾かしてからタオルで拭き取るのが手間も少なくテントも傷めず効率が良く拭き取ることができます。
また、タオルについては普通の雑巾などであれば問題ないですが、汚れも落とせるような研磨性の高い激落ちくんのようなタオルを使うとテントが傷ついてしまう可能性があります。
なので、テントを拭き取る際は非研磨性の柔らかく吸水性の高いマイクロファイバーなどを使うのが、テントも傷めず効率も良いので非常にオススメ。
テントを傷めると劣化が早くなってしまうので、テントに優しい非研磨性のタオルを選びましょう!
水切りワイパーでテントの水滴を切る
タオルで拭き取る方法も効率的なのですが、水切りワイパーで水滴を下に切っていくことで、手の届かない高いところに対応できたりスピーディーに結露を取ることができます。
天気が良く太陽の日が当たるような場合は、自然乾燥である程度乾かしてから水切りワイパーで水滴を切るのが手間も少なく効率が良く乾かすことができます。
また、水切りワイパーは普通に水滴を下に切っていくものよりも、手持ち部分に水を溜めていける結露取りワイパーを使うことでより効率よく水を切っていけるので非常にオススメ。
手持ち部分に水滴を溜められる結露取りワイパーは、驚くほど楽で便利ですよ!
テントの幕を上げて通気性を良くする
キャンプ場で朝起きてすぐにテントの水分を拭き取ったり片付けるのではなく、テントの幕を上げて通気性を良くしておくことで自然と乾いて行くスピードが上がります。
ただ、この方法だけではテントを完全に乾かすのにかなりの時間が必要なので、水分をタオルで拭き取ったり広げて乾かすまでの前段階の作業というイメージでいてください。
朝起きたらテントの幕を上げておけば、自然の中の静けさを感じたり朝食を取ったりしてる間に乾いていきます!
テントを地面に広げて乾かす
キャンプをしている場所に広いスペースがあるならば、テントを地面に置いて乾かしましょう。
太陽の陽が直接当たるところだと、かなりのスピードで乾いていきます。
ただ、地面と言っても「芝生の上」や「土の上」だとテントに芝や土がついてしまうので、可能であればコンクリートや砂利の上で乾かすのがおすすめ。
どこに置いても多少は汚れてしまうので、乾かした後に「バタバタ」させて汚れを落としましょう!
テントを車にかぶせて干す
地面に広げるスペースが無い場合は、テントを車にかぶせて乾かしましょう。
地面に広げる場合に比べて高さがでるため風に当たりやすく乾きやすいうえ、テントが汚れにくいのがメリットです。
ただ、テントをかぶせている間は車のドアが開けづらいので、荷物の出し入れが多い場所を考えてかぶせるようにしましょう。
テントを裏返す場合など車に傷がつかないように丁寧にやりましょう!
テントを石垣などにひっかけて干す
近くに石垣がある場合は、石垣にひっかけて干すのも効果的です。
地面に広げる場合にくらべて風が当たりやすく邪魔にならないのがメリット。
また、地面が芝や土の場合はテントがよごれてしまうので、石垣がある場合は石垣に干すのがおすすめです。
雨の日はテントを自宅に持ち帰り乾かす
雨の日は現地でテントを乾かすことができないので、濡れたままの状態で自宅に持って帰るしかないです。
そして、自宅に持って帰ったあとは以下の3つの乾かし方でテントを乾かしましょう。
- 駐車場に広げて乾かす
- 車にかぶせて乾かす
- ベランダに干して乾かす
駐車場などの広いスペースがある場合は、可能な限りテントを広げて乾かしましょう。
また、地面に広げられるスペースがない場合は、車にかぶせて乾かしたりベランダに干して乾かすようにしましょう。
また、最終手段として部屋干しすることもできますが、部屋の中が濡れたり芝や砂で汚れるので覚悟したうえでやりましょう。
部屋干しは悲惨な結果になるのでオススメしません…
テントを乾かしてくれるサービスを使う
雨が降っていたり広げる場所がなく現地で乾かすことができない場合や、自宅に持って帰っても乾かすことができない場合は、テントを乾かしてくれるクリーニングサービスを利用しましょう。
テントを乾かしてくれるおすすめのクリーニングサービスは以下の2つです。
- そらのした
- テントクリーニング.com
クリーニング料金はサイズなどによって変わってきますが、数千円から数万円しますので、料金が気になる方はなんとか自分で乾かすようにしましょう。
テントを濡れたまま保管するのだけは避けなくてはならないので、クリーニングサービスも視野にいれましょう!
おすすめのテント拭き取り/水切りアイテム
濡れたテントの拭き取りや水切りアイテムのおすすめは以下の2つです。
それぞれについて簡単に説明していきます。
マイクロファイバー|テントを傷つけない非研磨性
普通のタオルより吸水性に優れたマイクロファイバーで、テントを傷つけないような柔らかい非研磨性のものを選ぶのがオススメです。
マイクロファイバーには激落ちくんのマイクロファイバーのように水を吸収するだけでなく汚れを落とすための工夫がされているものもありますが、テントを傷つけてしまうため避けた方がよいでしょう。
水切りワイパー|切った水をキャッチする
テントの結露の水滴を直接取っていくために水切りワイパーを使う方法がありますが、普通の水切りワイパーだと水を下に切っていくだけで作業が少し大変なので、結露取りワイパーのように切った水を溜めていけるタイプがオススメです。
結露を防ぐおすすめアイテム
結露を防ぐおすすめアイテムも合わせて紹介します。
テントの結露を防ぐ方法や結露を防ぐアイテムについては以下の記事にまとめています。
そもそもテントを乾かす理由とは?
テントを乾かす理由は大きく分けて2つあります。
それは『カビを防止すること』と『劣化を防ぐこと』。
カビが発生してしまうと瞬く間に増殖してしまい、除去することはほぼ不可能に近いです。
また、濡れたままにしておくとテントがカピカピになったりと、劣化するのが早くなってしまうため予想より早くテントを買い替える必要が出てきてしまいます。
なので、テントが雨や結露で濡れてしまった場合は、可能な限り乾かすようにしましょう。
カビが生えたテントで寝るのも、余分な費用がかかるのも絶対に嫌ですよね…
まとめ:結露や夜露で濡れたテントの乾かし方8選|水滴の拭き取りアイテムや乾かす理由
この記事では『結露や夜露で濡れたテントの乾かし方8選|水滴の拭き取りアイテムや乾かす理由』について書いてきました。
結露や雨で濡れたテントの乾かし方は紹介したとおり8つあるので、どの方法で乾かすのかは天候やキャンプ場の状況などで考えましょう。
テントをしっかりと乾かし濡れたまま保管しないことで、カビを防いだりテントの劣化を遅め長く使えるようになります。
結露対策をすることで結露を減らすこともできますよ!
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